年に一度の誕生日。恋人や友人、家族からもらえるプレゼントは楽しみのひとつですよね。とはいえ、もらえるからといって何でもうれしいかといったら、そうでもありません。質問サイト「テルミー」で、こんなお悩みを見つけました。
質問者は、
「義姉からもらった誕生日プレゼントが、明らかに百円均一で買ったとわかるタオルと、手作りポストカードだった。義姉の誕生日に何を渡せばいいのか」
と悩んでいます。(参照元:みかん♀ さんの投稿|これってどう思う?)
ひょっとしたら、皆さんも一度は経験があるかもしれません。ワクワクしながら包み紙を開けてみたら、「正直いらない……」とガックリきてしまったプレゼント。その理由が「似たようなものを持っている」「自分の好みじゃない」ならまだしも、今回は「おそらくバレることをわかりつつもあげた百均商品」ということなので、少々わけが違いますね。
「テルミー」ユーザーたちの意見は、いくつかの派閥に大きくわかれています。
「誕生日に百均なんて価値観を疑う!」という怒りの意見が大半。プレゼントは「物」ではなく「気持ち」。だからこそ、その「気持ち」をあからさまに百円とわからせるような非常識人には、同レベルで返してしまえと。そして中には「ダイソーにダイソー返しもつまらないので、あえて『キャンドゥ』や『セリア』(いずれも百均)でセレクトする」「何点か詰め合わせてダイソースペシャルにしてみては」なんて意見もあります。
自分が何をもらったかは置いといて、素直に義姉に似合いそうな素敵な品をプレゼントするという意見も割と多い様子。「親族関係なので”VS”の精神を持たないように」「対抗して安物をあげたら自分の品位を下げますよ」なんてアドバイスを見ると、とても冷静な気持ちになります。あえてきちんとしたプレゼントあげることで、義姉に何かしらの「気づき」があればいいのですが、「百円でええもん釣れたわー♪」と、義姉の思惑通りになる可能性も大。そうなった時は、そのプレゼント代は勉強料だと思ってあきらめましょう。
値段だけで考えると安上がりですが、かかった手間と時間を考えると「手作りカード」の存在は大きいですよね。もしかしたら家計に困窮している義姉なりの精一杯のプレゼントなのでは……。優しすぎるかもしれませんが無理矢理にでもそう考えてみるのも、悩み解決への一つの道筋。
親族でさえなかったら、これが一番楽ちんなんですが……。
もし自分が質問者と同じ立場になってしまったら、「私の価値は百円かい!」という怒りの力で突っ走らないことが大切なようです。ちなみにこんな面倒すぎる問題、逃げ道として私がおすすめしたいのは「QUOカード」。無機質なのにギフト感満載で、「自分では買わないけどもらったらうれしい」というプレゼントの醍醐味もバッチリ。多少安値でも平和に解決できるような気がします。