2015.10.28 jiji
「子どもを産むまでは仕事が楽しくて仕方なかったけれど、いざ生まれてみると育児が楽しくて仕事に戻りたくない。皆さんはどっちがいいですか?」そんな育休中のママが質問サイト「テルミー」に投稿した質問(参照元:あいさんの投稿|育児の悩み)に対して様々な意見が寄せられています。専業主婦か?仕事をしながらの子育てか?子を持つ女性にとって一度は考えたことのあるテーマではないでしょうか。早速回答を見てみましょう。
「うまれてから小学校に入るまでがかわいい時期なのに、そのかわいい姿をみないまま預けるのはもったいない」(からっぽさん/女性)
「生活費に困ってる方以外で、子供預けてまで仕事したい気持ちが全く分かりません。」(あや(愛美)さん/女性)
「子供との時間は取り替えしが出来ないですからね。仕事はまた出来るし。」(Myu-mamaさん/女性)
家事育児派の意見では、やはり我が子の可愛さが圧倒的な理由になっているようです。
生まれてから数年間は本当に何をするにも可愛らしく、また成長著しい時期でもあります。はじめての寝返り、ハイハイ、たっちなど見逃したくないことばかり!赤ちゃんや幼児特有の可愛い時期は一瞬で過ぎ去り、あとから取り戻すことはできません。自分の手で育て、成長を見届けたいというのは母親の本音だと思います。
「出来るなら働きながら、子育てしたいです。 少し子供と離れる時間が欲しい。」(愛果さん/女性)
「社会とつながっていたいから、仕事!! 家事育児は夫婦で協力すればいい!!」(こたつさん/女性)
「はっきりいって…。仕事してる時のが楽でした。」(ジョン・レモン博士/女性)
仕事派の意見を見ると、「仕事が好きだから!」という前向きな選択よりも、「子育てよりも仕事のほうがラク」という回答が目立ちました。
思い通りにならない子供と過ごす時間は想像以上に大変なものです。その点仕事はある程度自分のペースで物事が進みますし、職場という一人になれる環境があることがママのリフレッシュタイムになっていると言えそうですね。
「家計が許すなら…5歳くらいまでは子育てしたいなぁ。 3歳まで、国は子育て支援で育休を…などと言ってますが、今のままじゃ仕事休んで子育てに専念なんてとてもしていられませんよ。」(ゆったんママさん/女性)
「正直に言って、仕事がいいです。 保育園さえあればそうしていました・ 育児が一段落したら再就職したくても、正直、よほどのスキルか幸運が無ければ、やりたい仕事になんか就けない現実。 出産育児は女性の人生に影響ありすぎ‥‥。」(やぎさん/女性)
最も興味深く考えさせられたのはこちらの回答でした。育児に専念したいけれど家庭の事情で働かざるを得ない人、一方で仕事をしたいのに保育園に入れず仕事を辞めざるを得ない人。どちらも切実な悩みであり、多くの人が直面している現実ではないでしょうか?
最後に、男性からの回答をご紹介したいと思います。
「比較するのは難しい。言えるのは、世間は育児や家事の大変さと重要性を軽視し過ぎな事。」(陸奥雷さん/男性)
この回答にはハッとさせられました。仕事をしていても家事育児はしなければなりません。周囲の協力が不可欠ですが、母親が主体な事が多いのではないでしょうか?
仕事を持つ母親はキャパオーバーの仕事を常に抱えている状態で疲弊している、一方で専業主婦は家事育児をすることが当然と思われ周囲に助けを求めにくく一人で抱え込んでいる。子供を持つ親は想像以上に大変です。どちらが良いかどうかは人それぞれの価値観ですが、せめて世間の目が子育て世代に優しいものであってほしいと願うばかりです。